弘中泰雅著 ナットク現場改善シリーズ よくわかる「異常管理」の本 | |||||
日刊工業新聞社 1995円(税込) 澤田善次郎監修 弘中泰雅著 全国有力書店、 ネット販売で発売中 |
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出版元の日刊工業新聞社の特約書店 アマゾン アマゾンブックレビュー
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連載 「異常管理」の実践」 弘中泰雅 |
A現場での異常管理の考え方 「異常管理」の確実な遂行には事前の綿密な準備を 異常は正常と異状の間にあり、正常からの変化、即ち異常発生を識別し、これに適切に対処することにより、異状の発生を抑制する事が異常管理であることは前(初)回に述べた。今回は現場における異常管理の考え方について考えてみたい |
@[異常管理」は何故必要か 日本生産性本部 生産性新聞 2012年4月15日 「異状」と「正常」の間にある、重要な何かが「異常」 「異常管理」と聞いても、直ちにピントこない方は多いに違いない。実際、異常管理は一般には余り馴染みのない言葉であろう。初回は異常管理とは何か、また、その必要性について考えてみたい。 |
書評&新刊書紹介 弘中泰雅著 よくわかる「異常管理」の本 日刊工業新聞社 |
魚水 第54号 秋冬号 平成23年(2011) |
本書は読者にとって余り馴染みのない、「異常管理」に的を絞った本である。ここで言う異常管理とは平常からの変化を捉えて、「異状」が発生する前に未然に防止しようとする考え方であり、品質管理手法の一つである。残念ながらリコール等大きな品質事故が時折発生している。これらは突発的に発生したかのように考えられることが多い。全てが不測の事態だったのであろうか。 大事故も調べてみるとそう言えば「こんなことが昨日あった。」とか、「何か何時もと違う感じがした。」とか、多くは事前に僅かな予兆を察知していた人がいる事が多い。即ち突然発生した様であっても、突然起きたのではない。必ずと言っていいほど事前に予兆が現れている。 「これをうまく管理出来れば事故や災害は防げるのではないか」というのが本書の狙いである。即ち予兆を察知し適切に処置することで、事故や災害などの異状発生を防止できるはずだ。本書では今まで機械工場に偏りがちであった事例を、電機、食品など広範囲に取り上げている。 |
パンニュース 2011年(平成23年)9月15日(木曜日) |
日刊工業新聞社は、ナットク現場シリーズの20冊目として「よくわかる『異常管理』の本」を発刊した。いつもと違う予兆(異常)が、いつか大事故につながり、取り返しのつかない事態になる。特に食品においては、苦情、クレームがつきまとう。著者の弘中泰雅氏によれば「たとえ異常が発見できても異常の発生する真の原因を把握することは案外難しい」という。 この本ではその異常の原因を探る方法について事例を挙げて解説、異常管理に必要な感性、知識、能力、組織、仕組みをどう強化するかをまとめている。問題点については「ここがキーポイント」に要約。 異常管理の実行による目標については、「苦情、クレームには原因、要因があり、必ず因果関係がある。だとすれば大きな事故が発生する前に、その発生を食い止めることは可能だ。前向きに受け止めて新たに品質向上の糧にすることもできる」としている。 A5判178n、定価(本体1900円+税)全国書店で発売中。 |
生産性新聞(日本生産性本部組織広報センター) 2011年(平成23年)9月5日 |
検討に検討を重ね、細心の注意を払って準備しても、いざ仕事を始めると問題やトラブルなどが発生する―こうした状況に対応するために考えだされたのが「異常管理」である。 本書は、今まで機械工場に偏りがちだった事例を電機、食品など範囲を広げ、具体的な事例を豊富に盛り込んだ。現場の異常管理の異常管理の考え方・進め方や現場における異常低減活動、種々の異常管理、異常管理実践のためのノウハウなどを分りやすく的確に解説する。 製造業のみならず非製造業でも活用できる内容に工夫して編集されており、異常管理の入門書として、広く活用したい書である。(日刊工業新聞社、178n、本体1900円) |
ブランスリー 9月号 平成23年8月20日 |
日刊工業新聞社刊。「よくわかる『異常管理』の本」(ナットク現場改善シリーズ)。著者は、生産管理ソフト開発のテクノバ、弘中泰雅社長。監修は椙山女学園大学の澤田善次郎教授。2011年7月20日発行。税込1995円。 突然起きるようにみえる製品やサービスの事故は、実は起こるべくして起こり、その予兆は事前に様々な形で現れるとして、その予兆を捉える方法としての「異常管理」を、様々な具体例をあげながら、丁寧に解説する。 |
食品工業 (光琳) 平成23年9月15日号 |
「異常管理」とは何か。本書では、「不良や不具合の発生前に、異常の信号(予兆)に対して感度を上げてこれを捉え、不具合や不良の発生するための管理」と定義している。 製品やサービスの事故の多くは突然に起こっているものではない。大事故につながる「いつもと違う予兆(異常)が必ず存在し、それに気づき、適切に対応すれば、事故や災害などの異状を防ぐことができる、これが本書の狙うところだ。本書では今まで機械工場に偏りがちであった事例を、電機、食品など広範囲に取り上げている。 異常は発見できても、以上の発生する真の原因を把握することは案外難しい。そのため、著者は見つけた以上の原因を、探る方法についても例をあげている。異常が実際に発生し、それを解決しなかければならない場合に、参考になるだろう。 |
ベーカーズタイムス 平成23年8月10日 水曜日 |
テクノバ(株)代表取締役の弘中泰雅氏は7月20日、日刊工業新聞社からナットク現場改善シリーズ「よくわかる『異常管理』の本」を出版、販売が開始された。 同書では、異常管理とは、異常管理はなぜ必要か、現場の異常管理の考え方・進め方、現場における異常低減活動、種々の異常管理などが詳しく解説されている。 ▽仕様=A5判、モノクロ180ページ▽定価=1900円+消費税 |
日刊速報 水産タイムス 2011年(平成23年)7月20日(水) |
澤田善次郎(生産管理学会長)監修、弘中泰雅著 ナットク現場改善シリーズ よくわかる「異常管理」(1995
円税込)が日刊工業新聞社より発刊された。 生産現場における問題やトラブルなどに対応するために考え出され「異常管理」をわかりやすく解説している。大きな異状の予知ともいえる、いつもと違うかすかな異常に着目して、製品不良、故障などの問題を未然に防ぐ内容。 具体的事例を用いてわかりやすく解説した異常管理の入門書。従来この種の本は機械工場を対象に書かれることが多かったが、幅広く各種工場について取り上げ、食品工場の事例も多く掲げている。また製造業のみならず非製造業でも活用できる内容になっている。どうしても異常が防げなかったときに発生する、クレーム対応についても記述されている。QC七つ道具の具体的な使用方法も実例をあげて解説している |
●カスタマーブックレビュー 弘中泰雅著 よくわかる「異常管理」の本 (ナットク現場改善シリーズ) (単行本)
この著作で感心したことを3点あげます。 ・'@豊富な事例がで読者の心をとらまえている。 ・ややもすればしかつめらしくなりがちな「異常」という現象を、事例により身近なものとして、わかりやすい世界に引き込んでいる。 ・'A説明文の最後に「ここがキーポイント!」とまとめているので、理解しやすい。 'B製造分野だけではなしに、事務部門や営業部門も「異常」という観点から取り上げており、著者の幅広さがうかがわれる。 A 「常」との「異なり」に気づく「異常管理」。経営者、ITコーディネータにも役に立つ
「異常管理」というと、あるべき姿との大きな乖離を見逃さないようにすることと誤解している経営者をよく見かけますが、企業として、あるべき姿との大きな 乖離が生じてから気づいては手遅れで、「常」とのちょっとした「異なり」に気づくことができなければ、どんな立派な人材や能力、資金を持っていても、それを 使うタイミングを逸し、成長はおろか、変化にも対応できずいずれ生存すら立ちゆかなくなります。 この「気づき」については、経済産業省推薦資格である「ITコーディネータ」が使用するプロセスガイドラインでも、改善活動の引き金として非常に大切なものとして扱っています。 本書は、そのための「異常管理」について、広く経営としてどうあるべきかを、体系的に教えてくれます。生産管理に従事する方だけでなく、経営者、経営スタッフ、ITコーディネータ等にとって役に立つ内容だと思います。 |
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