企業イメージ調査

 企業イメージ・アンケート調査  企業レピュテーション(評判)   貴社はどんな会社ですか?
 CSR時代の企業にとって,レピュテーション(評判)は極めて重要です。顧客第一を唱えても顧客がどのように評価しているのか分らないのが実情ではないでしょうか。孫子の兵法に「敵を知り,己を知れば,百戦危うからず」という箴言があります。しかし敵のことは調べても,自分のこととなるとなかなか分らないのが実情ではないでしょうか。「顧客第一」と唱えるなら,顧客からどのように見られているか知る必要があります。                        お問合せ・お申し込み
 
 ○現状問題点:
 食品企業にとって,顧客(社会)からどのように認知されているかは,極めて大切なことですが,顧客第一を唱えている企業でさえ,ほとんどそのような調査はできていません。食品製造業のようなメーカーは直接消費者(顧客)と接する機会に余り恵まれません。また大企業でもなければ,広い地域を対象に販売している会社などは知名度が低いために,マーケットで有効な評価情報をえることは困難です。しかも実際の市場を対象とするサーベイ(調査)はコストが掛かりすぎます。

 ○社員の耳を通して会社を知る:
 今まで数多くの食品企業の指導をさせていただいて気付いたことは,1.その会社の従業員は全体的に会社の評価に関する多くの情報を持っている。2.なぜなら社員にとって所属する会社は生活の糧であり,会社のことに消費者よりもはるかに関心を持っている。3.一人一人の社員は家族(配偶者や子供からの影響は大きい)を持ち,親族・友人・知人,地域社会,業界関係・出入り業者・マスコミなどの影響を与える人が周囲に沢山います。したがって社員の意見は本人の考えだけでなく,多くの周囲の人の考え,情報により形成されています。即ち社員一人一人は彼(彼女)を中心とする社会の代表だと見なす事ができます。しかも周囲の人は顧客である可能性もあります。4.一般市場を対象とする調査よりもはるかに低コストで信頼度の高いアンケート調査が実施できます。5.社員を対象にすると無責任な回答が少なく,社外調査より信頼性があるデータが得られます。

 ○社員活用の問題点:
 しかし社員に単純に質問をしても,ほとんどの場合,実際に大した情報は得られません。その原因は@社員は本当のことを話せば自分が不利になると思っている。Aしたがってオブラートに包んだ意見しか出ない。B一人一人の意見は偏っており,社会の平均的な意見ではない。(社会の評価だと認識できない)C社員の意見は置かれている状況や立場で偏っており,時には意図的であると感じ,経営者はにわかに信じる事ができない。D会社の評価に関する的確で網羅的な質問が難しい。 等の障害があります。

 ○問題点の克服:
 @匿名で率直な意見が述べれるような方法を考える。(社員は社内の匿名アンケートは誰か分ると思っている)A匿名であれば素直な意見が聞ける。(匿名性の担保)B社員の周囲には影響を与える数十人の人(世間)がおり,回答者の数を確保すれば数百人,数千人の人に意見を尋ねたことと同じC多くの社員の意見を統計的に処理すれば回答の信頼性が高く,社会からの評価に近い事がわかる。D数多くの経験と実績に裏付けられた質問事項を準備する。Eそしてこのアンケートは数多くの企業で実施して,その信頼度が検証されたものです。ご安心して実施して下さい。

 ○具体的な方法:(社員へのアンケート)
 弊社では貴社社員を対象に,会社がそれぞれの視点で,どのように評価されているかを問うアンケートを実施します。まず当社の調査の質問の項目は数多くの企業診断・指導を通じてえられたもので実績のあるものです。アンケートは回答者自らが封をし,弊社にて開封します(回答アンケート原紙は会社にはお見せしません)。なぜならこのアンケートの目的は社会からの評価であり,社員一人一人が何を考えているかのアンケートではないからです。社員の皆様から得られた回答を統計処理して,項目毎に評点を出し,標準的な会社に比べて貴社がどの位置にあるかをグラフ(下図)に示します。分散分析を行い標準偏差ににより,評価の正当性或いは評価の差異をみます。それぞれの相関関係(下表)を調べ何が会社の評価に大きく影響しているかを見定めて,単なる評価だけでなく今後改善すべき点をも示します。

企業イメージ評価グラフ
企業イメージアンケート用紙例
 厳選した項目と選択式を基本とした簡単なアンケート用紙

企業社会評価(レピュテーション)分析の事例


 この企業の場合は,企業イメージ評価グラフの濃紺線に見られるように,ほとんど項目で3以上の評価があり,全体的な評価はまずまずです。研究開発力や商品品質,安心安全など商品力は高いのですが,職場環境や人間関係がやや劣り,生産性もあまり高くないと評価されています。地域への貢献,文化貢献が少ないために総合的な評価(愛される企業)が下がっています。
 グラフの中にあるピンクの線に見られるように,標準偏差はほとんどの項目で,1以下でバラツキが少なく,この数値でアンケートの信頼性が担保されます。このように御社の特徴(世間の評価)が明らかにされます。これはある企業の例ですが,このグラフの形は企業によりまちまちです。社員を通じてえた世間からの評価が形のなって表れます。
 実施する場合は,相談しないで書いてもらうようにします。そうでなければ多人数の調査の意味がなくなります。レポートはこの統計処理を元に作成します。(尚,アンケート項目等は,改良のため変更する場合もございます。)


 従業員の勤労意識サーベイ  なぜ社員が会社を辞めていくか原因をさぐる
 食品製造業の生産性は極めて低いのですが,どうもその原因のひとつは勤務年数の短さにあるようです。産業別の勤務年数と生産性の間には高い相関があります。製造業の平均の勤務年数は約12年で,食品製造業のそれは8年です。その結果食品製造業の生産性は,製造業の約60%というのが現実です。勤務年数が少ないことは労働の質の低下を招き,この低い労働の質が食品製造業の低生産性の原因であるとも言えるのです。

 ○現状:
 実際いろいろな企業を指導させていただいていると,極めて従業員の勤務年数の短い会社があります。このような企業では何故,従業員が短期間で退職していくのか掌握していません。もちろん面接などの努力はしていますが,相対して本音を従業員は決して言いません。大抵の場合家庭の事情とか,親戚の仕事を手伝うなどといいますが,殆どの場合,会社に退職の原因があります。もちろんその原因は様々です。

 ○退職理由:
 勤務年数と生産性との間に明らかな現実がある限り,平均勤務年数を延長しない限り,その企業の生産性は向上しないことになります。勤務年数を延長するには,従業員がその会社を辞めたいと思う理由,即ち従業員の悩みをできるだけ解消しなければなりません。しかし上にも書いたように,面接などでは決して本音を聴くことはできません。したがってその理由を探るためには,匿名で思いを吐露できる状態を作らなければなりません。また同じ会社環境であっても必ずしも同じ理由であるとも限りません。しかしいくつか退職の理由があっても大抵の場合は,共通的な理由であるようです。退職の理由と聴くと,直ぐに給与が低いからと思いますが,実際はそれだけではありません。上司や仲間との人間関係,経営者の人間性,教育・指導をしてくれない,将来が見えない,残業や休日など多くの理由があります。

 ○解決に向けて
 もちろんこのような原因を直ちに解決することは現実に難しいのは確かです。しかし解決できないのと,原因が分らないのは大違いです。原因がわかれば,すこしづつでも改善・解決ができます。すこしづつでも改善向上していけば,従業員は会社の将来に期待をもてるようになります。今就職の環境が悪い中で,退職が多い会社は間違いなく,企業内にその原因があります。まず最初にしなければならないことは,従業員が会社のどこに,なにに不安を感じているかを,経営者が認識することです。
社員勤務意識 社員勤務意識調査

社員勤務意識調査の事例
 グラフにより社員が勤務において,どのような項目でどのように満足・不満を感じているか明らかになります。企業により,給与条件だけでなく,給与や有給休暇取得に不満がある場合もありますし,上司との関係や職場の雰囲気,教育の実施などに不満を持つ場合があります。昔から人は城,人は石垣,人は堀といますが,企業にとって人材は何よりも重要なものです。特に食品企業においてその勤務年月が短い事が,生産性の低下につながっていることは明らかですから,生産性の向上の点からも,人材の定着には留意しなければなりません。
 これらの評点はピンクの分散度にによりその信頼性が評価されます。仮に平均的が高くても分散度が大きければ,社員の一部に不満を持っている事が分ります。また種々の評価項目の相関係数を求めることで,それぞれの項目の関連が読み取れます。社員の満足があってこそ,会社の反映があるとも言われております。是非社員の勤務意識調査を実施されることをお勧めします。

 費用体系

費用:
 アンケートの費用は統計処理等のワークを含む基本料金と人数分のアンケート用紙代,荷造り送料代及び消費税になります。
基本料金 5万円 アンケート1人につき 1000円 +消費税 +荷造り送料 です。
 例えば
 アンケート対象 20人の場合 (50,000円+1000円×20人) ×1.05= 73,500円 + 荷造り送料
            30人の場合 (50,000円+1000円×30人) ×1.05= 84,000円 + 荷造り送料
            50人の場合 (50,000円+1000円×50人) ×1.05=105,000円 + 荷造り送料
           100人の場合 (50,000円+1000円×100人)×1.05=157,500円 + 荷造り送料
             N人の場合 (50,000円+1000円×N人)×1.05+荷造り送料 になります。
             (必ずしも人数は10の倍数になる必要はありません。)
 対象者の人数は何人でも構いませんが,余り少ないと統計の意味が余りありませんので,できれば20名程度以上にしてください。対象者を対象者はできるだけ選抜しないで下さい。選抜した時点でデータにノイズが入ります。もしも必要な時はで切るだけランダムに選抜してください。人数が多い場合は部門毎に行うことも可能です。500人を越える場合は事前にご相談下さい。
 ご不明な点は何なりとお問合せ下さい。                          お問合せ・お申し込み
アンケートのご回答が当社に揃った時点から,2週間程度でレポートをお送りさせていただきます。