iba 2006 レポート
 Report
  2006年(平成18年)10月3日(火)〜9日(月)   新メッセミュンヘン
 生産管理ソフト アドリブ、dispoTool
 10月3日から10日まで2006iba展が新ミュンヘンメッセ会場にて開催されました。弊社からは代表取締役の弘中泰雅が業務提携しをしているドイツのソフトウエア会社ツールボックスのブースに会期中駐在しました。ツールボックスのブースは親会社のドイツ一の天板などのメーカーであるアニリーゼのブースに隣接し、ホールB5に位置していました。今回のibaは40カ国から900以上の展示社が集まり、その床面積は110,000平方メーターで巨大な面積でパン関連のすべてのカテゴリーの出品があるように思われました。
 以前の空港をメッセ会場にしたとのことで、確かに写真のように管制塔と思しき建物が見られました。そのためとにかく規模が巨大で建物の間隔も広くローラースクーターで走りながら回っている人をたくさん見ました。中庭も整備されており、公園のように整備されています。晴れた日はミュンヘン上空が空の十字路になっているのか、行く筋もの飛行機雲が見られて本当にきれいでした。
 
会場風景
 会場はとてつもなく広い、日本で行われる同様のショウの数倍はある。とても1日や二日で見れるようなものではない。上の写真でもあるようにローラースクーターに乗っている人を何人もみた。一つ一つのブースもとても大きい。もちろん小さなブースもある。日本ではショウに行って何か目新しいものはないかと見学するのが普通であるが、こちらではあくまでトレードショウで明確な目的を持って訪れている人が多いようだ。実際にかなりの売買契約が成立するようで、まさにトレードショウである。
 巨大な試食用のホールを備えたものや、まるで実際のレストランのようなものまである。巨大なベーキング設備を持ち込み実際に動かしているブースも多い。そのボリュームは圧巻である。ここでも試食コーナーは人だかりである。ブースによってはピアノの生演奏があり、モーツアルトのピアノ協奏曲20番などを演奏していた。これがなかなかの名演奏である。さすが音楽の本場ドイツである。
  
 
ToolBoxブース
 Toolboxのブースは親会社である、ドイツ1の天板、ベーキング容器メーカーのアニリーゼに連接していた。ブースにはドイツはもちろんのこと、イギリス、デンマーク、ロシア、クロアチア、オランダなどヨーロッパ、南米チリ、アジアからも当方とタイから参加の世界中からレップが集まり、様々の国からのお客さんに対応した。ツールボックスでも実際に会場でソフトウエアの導入が決まっていた。
 日本からもたくさんのお客さんがお越しになり、dispoToolなどのソフトの説明を聞いていただいた。期間中100名近い日本人の方とお会いしたが、広い会場の中では目立たない。ブースではキャリー(スキッピー)をプレゼントしたが、これが大評判で1週間で6000台の配布した。会場のいたるところで赤いカートンのスキッピーが目立っていた。このように会場で配るノベルティも生半可なものではない。
 ツールボックスのスタップは上下黒の服に、オレンジのネクタイを身に着けており、すでにトレードマークになっているとのことであった。写真の若い女性たちはツールボックス、アニリーゼのコンパニオンでお茶などをサービスしてくれた。学生アルバイトである。電機や自動車のショウと比較して派手なプロのコンパニオンは少ないようだ。アニリーゼの屋上は小さな喫茶店のようになっており、お客さんとゆっくり話すことができる。
 白いシャツのおじさんの集団はパン職人の合唱団だそうだ。さすが音楽の国ドイツである、これが本当のマイスタージンガーである。ただしベッカライマイスタージンガーだけれど。なかなかの歌声であった。
 ibaカップ
 イバカップの今回の優勝はアイルランドである。日本の成績は今一歩のところであった。下の窓付きのブースはコンクール用の製パン工場、表彰式の様子と優勝したアイルランドの選手たちとその作品。右下に日本チームの作品を載せた。
 工場見学
 今回も製パン工場を3箇所見学した。いずれもプライベートな会社であるが、相当な規模であり、その装備はすばらしい。作っている商品にもよるが、機械化は日本より明らかに進んである。今回見学した
工場の中のひとつは、国境を越えてオーストリアの工場を見学したが、われわれにはその違いは分からなかった。見学には大型バスで40名あまりの参加者であったが、その国は10カ国を越え、国際的なベーカリーツアーであった。どこの工場も日本のそれと比べ広々とした仕分け場に合理的な仕分け装置を導入していた。
 ミュンヘン市内
 仕事の間に垣間見た、ミュンヘンの中心地の写真、しばしのヨーロッパムードを味わってください。左上はミュンヘンの歌劇場、次の2枚が新市庁舎、右下が旧市庁舎、ちょうど12時に通りかかったため有名なオルゴール時計が動いているのを見ることができた。
  最後にこの場を借りてツールボックスブースにお立ちよりいただいた皆様には御礼を申し上げます。皆様お忙しいため慌しい時間だったですが、ご感想はいかがだったでしょうか。今回がご参加できなかった皆様にも少しはibaの雰囲気を楽しんでいただけたら幸甚です。来年のモバックショウにも小さなブースですが、出展いたします。ぜひともテクノバのブースにお越しください。お会いできること楽しみにしております。